90代の祖母から譲り受けた刺し子道具の紹介
わたしには90歳を超えた祖母がいます。現在は施設に入居しています。
祖母は昔から手芸が得意で、編み物やパッチワーク、刺し子やマクラメなど。いろんな手芸作品を作っていました。
もう90歳も超えて、耳の目も弱くなってきて、今ではもう手芸はできません。
そんな祖母を小さい頃から見ていたので、気づけばわたしも手芸が大好きになっていました。
これは祖母が作った刺し子ふきん「紗綾形(さやがた)」です。
祖母が刺し子をしていた頃は、わたしもまだ若く、
「刺し子って古くさいイメージ」だと思っていて、正直あまり興味がありませんでした。
その頃は和風のデザインがあまり好きではなかったので......
わたしが刺し子を始めたのは、本当に最近のことです。
インスタグラムなどで可愛いデザインの刺し子をしている人がたくさんいらっしゃって、
「刺し子って可愛いかも!」と思い、始めるうちにだんだんハマっていきました。
祖母が施設に入居するにあたり、祖母の編み物道具などを色々譲ってもらったのですが、当時は刺し子に興味がなかったので刺し子に関するものはもらいませんでした。
それをふと思い出し、祖母と同居していたおばに連絡をし、刺し子に関するものを譲ってもらうことができました。
それが1枚目の写真に写っているピンクの缶と緑色の花柄の缶です。
ピンクの缶には祖母が刺しかけていた紺地に白い糸の刺し子と、
図案をかく時に使っていた型紙やスケッチなどが入っていました。
わたしは手芸メーカーが販売しているデザインが書かれている印刷線のあるキットでしかまだ刺したことがないのですが、祖母はこうやって自分で晒しに図案をかいて作っていたんだな、と思いました。
その型紙も買ってきた厚紙などではなく、カレンダーの裏や年賀状、お菓子の箱の厚紙などを再利用したようなものでした。
田舎に住んでいた祖母は厚紙などもなかなか手に入らなかったのではないかと思います。
緑の花柄の缶には刺し子糸もたくさん入っていました。草木染めのものなども。
祖母は紺地に白糸でよく刺していたようなので、白糸がたくさん入っていましたが、ほとんど黄ばみやシミがついていました。
自分で染めたりできたら楽しいだろうなーなんて思います。できるかな?
祖母が作った型紙と祖母が集めてきた刺し子糸を使って、わたしも自分で晒しに図案をかいて刺し子ふきんを作りたいです。
そして祖母にプレゼントしたいな。
最近少し認知症も出てきているようなので、どれくらい覚えているか分かりませんが、何かのきっかけになればいいな思います。
今年は感染症の影響で祖母の施設も訪問禁止になっており、お盆の時期ですが一時帰宅することもできません。
毎年お正月とお盆には一時帰宅し、祖母を囲んで家族で食事をしていたのですが......
きっと施設にいる祖母が一番寂しい思いをしているでしょうから。
少しでも元気になってくれたらいいなと思います。
祖母から譲り受けた刺し子道具の中身を動画で紹介しています。
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